1日は24時間。
時間は誰にでも平等に与えられている。
ただ、その時間をどう過ごすかで人間の成長は異なる。
成長 = 時間 × 密度
このシンプルな式で表すことができるだろう。
自らの意識や努力で変え得ることができる”密度”が今日のテーマだ。
実は過去にもこの”密度”に触れたことがある。
その一部を抜粋しよう。
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集中力が高いと同一人物でも同じ作業量で成果に差が出る。
僕の高校の時の友人で野球ばかりやっているのに成績がいつも抜群に良い人がいた。
彼にある時、僕は聞いた。
「野球ばかりやっていていつ勉強してるの?」
彼はこう答えた。
「授業中に復習しているんだよ。」
これは僕には衝撃的な内容だった。
意味がわからない(笑)
もう少し噛み砕くと、彼は「授業を聞きながら、同じ内容を同時平行的に頭の中で再生している」ということだった。
ちなみに、なるほどそういう発想もあるのかと思って僕もチャレンジしてみた。
すると、なんと出来た!
ただ、授業を聞くことに比べて2倍の時間を過ごしている感覚を得た。
ただ、あまりに頭が疲れるので1日で止めた。
世の中にはとんでもない奴がいるものだ。
「リスペクト」 〜Mi6社長のblogより抜粋〜
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何故、このテーマにしようと思ったのか。
僕が起業してからもうすぐ8ヶ月になる。
この間に出会った人と過ごしてきた時間はとても濃厚で、これまでの人生と明らかに違っていた。
その一つの大きな要因として、”「生き方」を語り合う”というテーマで事業をやっていることがあるだろう。
僕は多くの人とのパワーランチ・パワーディナーを通じて生き方を語り合ってきた。
しかも”サシ|1対1”で。
このレベルで時間を共有すると、お互いの結びつきが強まる。
自分を曝け出し、相手も曝け出すから、密度が高くなる。
こうやって一度通じ合っていると、なんというか”戦友”のような感覚が生まれてくる。
会社という箱も、プロフィットも共有していないが、もっと大きな目線では同じことを目指している。
大きな意味で仲間になったのだろう。
1日は24時間で限りがある。
いくら密度を高めてもその制限を取り払うことはできない。
皆忙しい。
仕事をしている。
家族がある。
自分が繋がっている人達と物理的に一緒に過ごす時間に切り分けられるパイは必然、年々少なくなる。
そう考えると、やはり一つ一つの時間の密度を高めたいと僕は思う。
その積み重ねが、人生の”密度”となり、戦友が増える。
結果的にどういう人間に成長しているのかが決まる。
社会とは人の繋がりである。
人生とはそういうことなのではないだろうか。
それでは、Good Luck!
P.S.
最近、とある人に紹介されて読んだ本の紹介をします。
未来を拓く君たちへ 〜なぜ、我々は「志」を抱いて生きるのか〜
僕が考えていること(このblogに書いていること)と合致点が多すぎてビックリしました。
人生の意味を考えてみたい人は一度読んでみることをオススメします。
この著者の方はキャリアの過程でベンチャーキャピタルを経ているようです。
ちなみに、本書ではそのことには全く触れられておらず、ただひたすら人生の意味を考え抜いています。