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僕は起業するまで9年間営業に従事してきた。
今日は、僕なりに突き詰めた"営業の真髄"について書き記したい。


僕の前職は金融の法人営業だった。
金融の特徴はカタチのある商品が無いことだ。
なので、営業の本質とは何かを僕は肌で感じていた。


営業の真髄とはすなわち、次の三つの原則に集約される。
其の一「約束を守る」 
其の二「謝る」 
其の三「感謝する」

これだけだ。
小さい頃にお母さんから教えられたことを守れれば営業を極めることができる。
そんな基本的なことを・・・と思われるかもしれないが、この3つを守り続けるのは本当に難しい。

例えば、僕は前職で最も多い時に100社超の顧客を担当していた。
1グループで何十社という顧客もいたのだが、やはり軒数が多いと仕事は多い。
小さい事務から数ヶ月の案件、数年単位のプロジェクト、社内の大小の報告や管理まで僕は常に数十のタスクを抱えていた。
100社担当していてずっと3つの基本原則を守り続けるのは容易ではない。

当然、全ての約束が守れるわけではない。
ただ、そこを目指す努力を弛まず続ける。
クオリティを落とさず一つ一つの仕事のスピードを極限まで高め、今日より明日いい仕事をするために力を尽くす。
期限までに約束を守れない時は、必ず'時効の中断'をする。
相手の想像以上のスピードとクオリティで提案をできた場合、それは最高の約束の守り方だと思う。
それが営業としてのValueだ。

神は細部に宿る。
例えば、メールの返信を迅速にするのも約束を守る行為の一つだ。
一流のビジネスパーソンにメールの返信が遅い人はいない。
また、返信をしないということも無い。
ボリュームが必要なメールの返信もその場で出来なければ、一旦ショートメッセージで返信する。
僕は可能な限り、メールの返信を翌日に持ち越すことは無かった。
そして、僕にニーズが無い場合はお断りをした。


歴戦を潜り抜けてきたオーナー社長や、番頭さんを相手にすることも多い。
彼らの懐を抉るような交渉をしなければいけないことも多々あり、よく怒られた。
こちらにも通すべき筋があるが、配慮が足りない発言をした際は精神誠意謝った。
「雨降って地固まる」という諺がある通り、怒られた方が仲良くなれることも多かった。

また、取引をして頂いた際だけでなく、話を聞いて下さるだけでも感謝をした。
相手に怒られたことや、お客様に教えて頂いたこともたくさんある。
それは僕に向けて頂いたエネルギーとして一つ一つ感謝する。
顧客をご紹介頂いた際は感謝の上で、顛末の報告を必ずする。
感謝を忘れなければ、こういう一つ一つの行為が必ず次に繋がる。



僕が感じる営業の真髄は三つだけ。
極めてシンプルだ。



それでは、Good Luck!













P.S.

金融の営業職は究極の営業のカタチかもしれない。
お金には極論色もカタチも無く、お金自体が信用である。


信用とは、「信じる」「用いる」という二つの言葉で成り立っている。
特に、前者はさらに「人」と「言葉」に分けることができる。

そう、信用とは「人の言葉」なのだ。
だから約束を守ることは信用につながる。
謝り、感謝をすることも然り。


ここで、観点を変えよう。
実は約束を守ることは自身の品格の形成と同義だ。
なぜなら、約束を一番近くで聞いているのは自分の耳だからだ。