こんにちは、起業準備をしているMi6 社長のKです。
今、僕たちが感じている起業についてのリアルな手触りを記録したいとの想いから本ブログを開設してます。
「Mi6社長のブログ」
さて、本日のテーマ。
破壊と"誕生"
昨日、新たな命が生まれた。
僕のこれまでの人生の中で最も感動的なこの瞬間を文字として刻むことにする。
尚、僕が起業をしてから情報開示を行う予定のため、
一部イニシャルトークで内容が分かりづらいのはご容赦頂きたい。
また、今迄で最もぶっ飛んだ内容です。
僕達は、起業準備をしており、プロダクトのカタチはほぼ99%出来た。
残りの仕事である中身の機能面をしっかりデバッグし、世の中に送り出す瞬間を心待ちにしていた。
2年かけて漸くここまで来た。
もう少しだ。
一昨日、僕達のメンターである経営者Fさんに二度目のプレゼンをした。
今まで、プロダクトが目指す方向性を何度も一緒に議論してきた。
起業のタイミングについては、まだストップをかけられているが、僕達にとってこれ以上ないメンターの一人だ。
今回のプレゼンは一度目のプレゼン内容を凝縮して示すということが中心だった。
前回頂いた指摘を修正し、コンパクトかつキレイに僕達のプロダクトをFさんに披露した。
これで、漸く市場でテストを開始することができる。
プレゼンの後、Fさんと語り合った。
Fさん「確かにYの分野で、新しいサービスだよな。いいんじゃないの?」
我々「いえ、単なるYのサービスではなくて、…という価値があるサービスなんですよわ。」
Fさん「それは、ハジメマシテだな。全く別物じゃないか。その方向を目指すなら、やり直しだ。
…
そういえば、お前、前そんなこと言ってたな。」
・・・???
僕達のプロダクトの価値が、Fさんに伝わっていなかった。
衝撃を受けた。
僕達が起業を決意したのは、
世の中にXという場を創り出したかったからだ。
その結果、Yがある。
(数式で表すと、Y=X n乗)
理想のYを実現するために、Xが必要だ。
XとY双方がユーザーに伝わらないと、事業をやる意味がない。
ただ、今のカタチでは、結局Yしか伝わらないことが分かった。
僕達は、冷静になって、本来在るべき姿を考えた。
・・・
その結果、躊躇なく、今のプロダクトを壊すことにした。
そう、破壊したのだ。
これまで2年の歳月をかけてプロダクトを創ってきた。
然し、創作作業に没頭する中でいつの間にかXという大事な本質を見失っていた。
いや、ある意味、僕達の中ではXが当たり前のことになっていた。
僕達が大切にしてきたXを説明しなくても相手は分かっているだろうと思い込んでいたのかもしれない。
では、僕達が目指す理想がユーザーに伝わる表現方法はどのカタチなのだろうか?
ゼロベースで考える必要が出てきた。
一瞬、地面がグラついた気がした。
ここまでこれだけ時間がかかったのに、やり直しか…一体どれだけの時間が必要なのだろうか。
途方に暮れかけた。
が、僕達が新たな表現方法を思い付くのに、時間はかからなかった。
僕達は既に十分過ぎる程の時間をかけて考え抜いてきた。
壊すという決断をしたしばらく後に、ソレは舞い降りてきた。
ここで、話は変わるが、僕は常に直観を大事にしている。
直観をより感覚的に表現すると、
体の中を水が流れるイメージだ。
その際に違和感を感じるかどうか。
ソレはスッと僕の体の中を流れていき、腹に落ちた。
さも本来の場所に戻るが如く、ごく自然に。
その瞬間に新たな命が生まれた。
少なくとも僕はそう感じた。
そして、そう感じたのは僕だけでは無かった。
パートナーのGも同様だった。
「心臓が鼓動を始めたのを感じた。」
と彼は表現した。
それは、星が生まれた感覚に近いのかもしれない。
星は膨張を続けていき、いつか爆発する。
それが星の死である。
然し、星の爆発によって、宇宙に新たな星が誕生する。
Fさんに今迄も散々言われた言葉がある。
「ビジネスは99%完成したと思ってるようじゃダメなんだよ。
必ず失敗する。
100%にすることとは大きな差がある。
そして、それを超えて120%にして初めて成功できるんだ。」
僕達はほんの2日前まで、僕達のプロダクトは99%完成していて、後はデバッグで100%だと思っていた…デバッグしても99%だったのだと思う。
プロダクトの骨子は変わらないが、より強靭な体躯を持って生まれ変わった。
僕達はこの新たな命を最速で育んでいくことを約束する。
もどかしいが、STARTまで後ほんの少しのところまで来ているのは間違いない。
それでは、Good Luck!